涼やかな水の音がする道を歩いていたら
不意に昔のことを思い出した
東京のアスファルト
雨の日の山手線
いつも朝食を買いに立ち寄った
コンビニエンスストア
あの時確かに
あの場所には僕がいて
街のスピードにのりながら
毎日を過ごしていました
涼やかな水の音がする道を歩いていたら
不意に昔のことを思い出した
今日も一日おつかれさまと
いつも声をかけてくれた新橋の居酒屋
日付の変わった大人な銀座みゆき通り
白い息を吐きながら
朝を待っていた駅のホーム
あの時確かに
あの場所にいたのは僕自身で
都会の中にいて
ほんの少しの疑問を
抱きながら
それでもそれ以外に
選ぶすべを持たなかった自分
ぽこぽこと水は
その流れに一切の戸惑いを含まずに
用水路を流れてゆきます
大糸線がこの町の日常を
ゆっくりと運んでゆきます
涼やかな水の音がする道を歩いていたら
不意に昔のことを思い出した
いつでも
ほんの少しの疑問を
抱きながら
それでもそれ以外に
選ぶすべを持たなかった自分
いつのまにか
あきらめかけていた自分
今僕は安曇野の地で
青い空とまっすぐに伸びた道を
ゆっくりと歩いています
あの頃みたいには早くないけれど
しっかりと自分のスピードで
歩いています
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安曇野な日々
by mc1998r
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